番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
149
壬生寺大念仏堂 (狂言舞台) |
安政3年 (1856) |
桁行13.9m、梁間5.9m、二階建、入母屋造、南面切妻破風付 背面下屋 桁行13.9m、梁間6.0m、片流れ、北面突出部附属、桟瓦葺 |
特徴等 |
壬生寺は正暦2年(991)、園城寺(三井寺)の快賢僧都によって創建された古刹で、四条大宮の西南、徒歩10分ほどの市街地に所在している。幕末、新選組の屯所が壬生の町にあったので、壬生寺は新選組隊士たちの訓練場として使われ、境内には新選組隊士の墓などがある。壬生寺に古くから伝わる壬生狂言(重要無形民俗文化財)は、鎌倉時代、壬生寺を大いに興隆した円覚上人(1223~1311)が庶民大衆に分かりやすいように、身ぶり手ぶりの無言劇にして布教されたのが始まりと伝えられている。 壬生寺大念仏堂 (狂言舞台) は、この壬生狂言を演じる建物で、綾小路に面する北門の近くに建っている。現在の建物は桁行13.9m、梁間5.9m、二階建、入母屋造で、安政3年(1856)に再建されたものである。階上に舞台、橋掛り等が設けられており、2階部分で壬生狂言が演じられる。 参考資料:壬生寺HP/国指定文化財等データベース(文化庁) 2023-3-14 |
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京都府の重要文化財建造物 2018-2-1 現在 |